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Appleが、App Storeで公開するアプリの審査において、アプリ内のアイコンやアプリの説明に絵文字を使っているアプリを却下している、と米メディア9to5Macが報じています。絵文字の使用がAppleの商標・著作権の侵害にあたる、との基準を厳格に運用しているようです。

アプリ内に絵文字を使うと審査で却下!

アプリ開発者のサム・エカート氏がTwitterで明かしたところによると、同氏が制作したアプリが、App Storeの審査で却下となった理由は、アプリのスクリーンショットに絵文字が使用されているためだったそうです。
 

 
エカート氏と同様の理由で却下されたことを、ルーカス・コルマー氏もアプリのスクリーンショット付きで報告しています。審査を通過するためには、独自にアイコンやイラストを用意する必要があります。
 
スクリーンショットのアプリでは、アイコンとして絵文字が使われています。
 


 
なお、アプリの文字入力欄でユーザーが絵文字を入力可能になっているのは問題ない、とのことです。

審査ガイドラインで絵文字の使用禁止は明言、しかし残る曖昧さ

9to5Macは、App Storeの審査ガイドラインで「アプリケーションやExtensionにAppleの絵文字を含めることはできません」と記載されているものの、アプリ内で使用するフォントを指定していないことから、単なる記号として使われる絵文字との線引きが曖昧であるという問題点を指摘しています。
 
Appleが今回の基準変更をガイドラインに明文化するのか、あるいは審査基準を元に戻すのか、アプリ開発者にとっては動向が気になるところです。



9to5Mac