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米Intel(インテル)社は、PC向けマイクロプロセッサー(MPU)である「第8世代 Intel Core processor」の新製品群を、2018年4月3日に中国北京で開催のイベントで発表した。多数のMPUやチップセットの新製品の発表があったが、目玉はノートPC(Laptop PC)向けの「Intel Core i9-8950HK」である。同社のノートPC向...けMPUとして初めて6コアを搭載し、12スレッドの同時稼働を可能にした...

Wayback Machine Mar Apr May Previous capture 07 Next capture 2017 2018 2019 1 capture 7 Apr 2018 About this capture xTECH メニュー ログイン マイページ ログイン 閉じる © 2018 日経BP社 All Rights Reserved. お知らせ 春のキャンペーン実施中。有料会員(月額プラン)が5月末まで無料! 総合トップ 電子デバイス ニュース解説 第8世代「Intel Core」の新製品をどーんと発表、ノートPC向けMPUが初めて6コアに 2018/04/05 ニュース解説 第8世代「Intel Core」の新製品をどーんと発表、ノートPC向けMPUが初めて6コアに 小島 郁太郎=日経 xTECH 日経 xTECH Facebookでシェア Twitterにツイート はてなブックマークに保存 記事をメールで送る 印刷する ブックマーク 連載ウオッチ この記事は日経 xTECH有料会員限定ですが、2018年4月9日20時まではどなたでもご覧いただけます。  米Intel(インテル)社は、PC向けマイクロプロセッサー(MPU)である「第8世代 Intel Core processor」の新製品群を、2018年4月3日に中国北京で開催のイベントで発表した(日本語版ニュースリリース1)。多数のMPUやチップセットの新製品の発表があったが、目玉はノートPC(Laptop PC)向けの「Intel Core i9-8950HK」である。同社のノートPC向けMPUとして初めて6コアを搭載し、12スレッドの同時稼働を可能にした。 新製品の外観。今回の目玉の新製品である「Intel Core i9-8950HK」は、Core processorとしては初めての「i9」が付いた製品。さらに、ノートPC向けMPUとしては、初めて6コアを集積する。Intelの写真 [画像のクリックで拡大表示]  Intelは第8世代Coreの第1弾として、薄型ノートPCや2-in-1機に向けた「Uシリーズ」の4製品(Core i7/i5)を2017年8月に発表している(関連記事1)。同年9月には第2弾として、デスクトップ向け6製品を発表した(関連記事2)。2017年11月には、ノートPC向けのMPU(Hシリーズ)と米Advanced Micro Devices(AMD)社のGPUとを同一基板に実装した製品(製品番号末尾に「G」が付く)を発表している(関連記事3)。そして、2018年2月にはUシリーズの追加製品(Core i3)を発表した(関連記事4)。 今回の発表のポイント。Intelのスライド [画像のクリックで拡大表示] Wayback Machine Mar Apr May Previous capture 07 Next capture 2017 2018 2019 1 capture 7 Apr 2018 About this capture xTECH メニュー ログイン マイページ ログイン 閉じる © 2018 日経BP社 All Rights Reserved. お知らせ 春のキャンペーン実施中。有料会員(月額プラン)が5月末まで無料! 総合トップ 電子デバイス ニュース解説 第8世代「Intel Core」の新製品をどーんと発表、ノートPC向けMPUが初めて6コアに 2018/04/05 ニュース解説 第8世代「Intel Core」の新製品をどーんと発表、ノートPC向けMPUが初めて6コアに 小島 郁太郎=日経 xTECH 日経 xTECH Facebookでシェア Twitterにツイート はてなブックマークに保存 記事をメールで送る 印刷する ブックマーク 連載ウオッチ この記事は日経 xTECH有料会員限定ですが、2018年4月9日20時まではどなたでもご覧いただけます。 最大4.8GHz動作  今回発表された第8世代Core製品はいずれも、マイクロアーキテクチャーは「Coffee Lake」で、同社の14nm++ FinFETプロセスで製造するという。以下、シリーズ/トピック別に新製品を紹介する。記事冒頭の製品「Core i9-8950HK」はノートPC向けの「Hシリーズ」に含まれる。Core processorとしては初めての「i9」が付いた製品である。同社は2017年6月に発表のハイエンドデスクトップPC向けMPU「Core X processor」で初めてi9を付けた製品を市場投入した(関連記事5)。  製品番号のCore i9-8950HKの最後の「K」はオーバークロックが可能という意味で、同製品は最大4.8GHzで稼働する(ベースクロックは2.9GHz)。この製品には「Thermal Velocity Boost」と呼ぶ機能が搭載されている。MPUの温度が+50℃までの低温でかつチップ全体の消費電力に余裕がある場合に、自動的に動作周波数を最大200MHz上げる機能で、「オーバークロック機能を利用しやすくする」(同社)という。 ノートPC向け新製品の概要。Intelのスライド [画像のクリックで拡大表示]  このCore i9-8950HKのほかにも、今回、HシリーズのCoreが4製品と、ECCメモリーが使える「Xeon E-2100Mシリーズ」が2製品、ノートPC(Laptop PC)向けMPUとして発表された。これら7つの新製品のCPUコア数は6個または4個、ベースクロックは2.9G~2.2GHz(最大動作周波数は4.8G~4.0GHz)である。7製品いずれも熱設計電力は45W。 ノートPC向け新製品の主な仕様。Intelのスライド [画像のクリックで拡大表示] Wayback Machine Mar APR May Previous capture 07 Next capture 2017 2018 2019 1 capture 7 Apr 2018 About this capture xTECH メニュー ログイン マイページ ログイン 閉じる © 2018 日経BP社 All Rights Reserved. お知らせ 春のキャンペーン実施中。有料会員(月額プラン)が5月末まで無料! 総合トップ 電子デバイス ニュース解説 第8世代「Intel Core」の新製品をどーんと発表、ノートPC向けMPUが初めて6コアに 2018/04/05 ニュース解説 第8世代「Intel Core」の新製品をどーんと発表、ノートPC向けMPUが初めて6コアに 小島 郁太郎=日経 xTECH 日経 xTECH Facebookでシェア Twitterにツイート はてなブックマークに保存 記事をメールで送る 印刷する ブックマーク 連載ウオッチ この記事は日経 xTECH有料会員限定ですが、2018年4月9日20時まではどなたでもご覧いただけます。 薄型ノートPC向けやデスクトップ向けでも新製品  薄型ノートPCや2-in-1機に向けたUシリーズでは、4製品が追加になった。2017年8月や2018年2月発表のUシリーズ製品と同じCPUコア数だが、動作周波数が向上した。例えば、8月発表のハイエンド製品「Core i7-8650U」ではベースクロック周波数は1.9GHzだったが、今回発表のハイエンド製品「Core i7-8559U」では2.7GHzになった。最大動作周波数も4.2GHzから4.5GHzになった。また、今回発表の製品のオンチップグラフィックスがIris Plus Graphicsになっている。既存製品ではUHD Graphicsだった。さらに、新製品ではオンパッケージで128MバイトのDRAMを搭載する。 薄型ノートPCや2-in-1機に向けた新製品の主な仕様。Intelのスライド [画像のクリックで拡大表示]  デスクトップ向け製品は9つが追加された。このうち、3製品は製品番号末尾にアルファベットが付かない通常のデスクトップ向けMPUである。残り6製品は末尾に「T」が付く低消費電力版。例えば、新製品の「Core i7-8700T」の熱設計電力は35Wで、同じコア数の既存製品「Core i7-8700」の65Wの半分程度になっている。ただし、動作周波数も下がっている。例えば、新製品のCore i7-8700Tのベースクロック周波数は3.0GHzで、既存製品のCore i7-8700の3.2GHzよりも低い。 デスクトップPC向け新製品の主な仕様。Intelのスライド [画像のクリックで拡大表示]  今回の新しいMPUの投入に合わせて、新たなチップセット(I/OコントローラーIC)の「Intel 300 Series Chipset」も発表した。全部で4製品ある。製品によって、速度やポート/レーン/チャネル数などが異なる。4製品いずれもIEEE 802.11 AC対応の無線LANに対応する。一般的な2×2MIMO IEEE 802.11 AC対応回路に比べて2倍の速度で通信が可能だという。 チップセット(I/OコントローラーIC)の新製品の主な仕様。Intelのスライド [画像のクリックで拡大表示] Wayback Machine Mar Apr May Previous capture 07 Next capture 2017 2018 2019 1 capture 7 Apr 2018 About this capture xTECH メニュー ログイン マイページ ログイン 閉じる © 2018 日経BP社 All Rights Reserved. お知らせ 春のキャンペーン実施中。有料会員(月額プラン)が5月末まで無料! 総合トップ 電子デバイス ニュース解説 第8世代「Intel Core」の新製品をどーんと発表、ノートPC向けMPUが初めて6コアに 2018/04/05 ニュース解説 第8世代「Intel Core」の新製品をどーんと発表、ノートPC向けMPUが初めて6コアに 小島 郁太郎=日経 xTECH 日経 xTECH Facebookでシェア Twitterにツイート はてなブックマークに保存 記事をメールで送る 印刷する ブックマーク 連載ウオッチ この記事は日経 xTECH有料会員限定ですが、2018年4月9日20時まではどなたでもご覧いただけます。 Optaneをセットにして「Core +」に  Intelが今回発表したMPUおよびチップセット(一部を除く)は、同社の不揮発性メモリーモジュール「Optane」に対応する。Optaneと「Data Drive Acceleration(DDA)」と呼ぶ新機能を使うことで、セカンダリーの大容量HDDの実効的なアクセス速度を向上させることができる。OptaneとDAAを利用することで、利用しなかった場合に比べて、ゲームのロード時間を最大4.7倍に、メディアのロード時間を最大で1.7倍に高速化されるという。Intelは今回、OptaneとCore processorのセット(プラットフォーム)に、「Core +」という名称を付けた。例えば、「Core i9」にOptaneを組み合わせると、「Core i9+」となる。 不揮発性メモリーモジュール「Optane」とMPUの「Core」を組み合わせて、「Core +」とブランディング。セカンダリーHDDの実効的なアクセス速度が上がる。Intelのスライド [画像のクリックで拡大表示]  また、今回発表されたMPUおよびチップセットのいくつかは、セキュリティーを強化する機能などからなるビジネスコンピューティング仕様「Intel vPro」に準拠した製品も提供できる(ニュースリリース2)。Xeon E-2100Mや、Core i7やCore i5をベースにしたvPro製品に加えて、AMDのGPUを一体化した「Core i7-8706G」をベースにしたvPro製品(注:こちらは今回の新製品ではない)を用意している。 ビジネスPC仕様「Intel vPro」の製品も用意。高いセキュリティー機能などを備える。Intelのスライド [画像のクリックで拡大表示]