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米アップル日本法人は30日、「iPhone」の旧機種で動作速度を抑えていた問題について謝罪し、日本国内でも割引価格で電池交換に応じると発表した。電池交換が必要なiPhone6以降の旧機種について、保証期間外の電池交換費用を8800円から3200円に下げる。対応は2018年12月までで、詳細は近日中にホームページで公開するとしている。

日本語版ホームページに謝罪コメントを掲載した。交換費用は28日の米国での発表と同程度。電池の劣化状況を把握できるようにする基本ソフト(OS)の更新も、18年の早い段階に実施する。今後も「電池の経年劣化に伴う性能の管理方法の改善や、予期しない緊急停止の防止への取り組みを続ける」としている。

 これまで日本国内での同社製品の修理対応は、直営のアップルストアや認定店などで対応してきた。家電量販店のヨドバシカメラは電池交換について「問い合わせがあればアップルストアの連絡先を案内する」という。

 店頭でiPhoneの故障・修理を受け付けているKDDI(au)は「アップルの対策を受け、速やかに対応を検討する」とコメントした。NTTドコモは「アップルから連絡がなく、対応は未定」という。

 米アップルは30日、電池交換対応について準備を進めているとコメントし、「当初の供給量には限りがある」と説明した。

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